プロが見分ける、目利きの方法!
その1、・・・・・まずは手にとってその質感を確かめる!
実際に取ってみることで、そのグラスの質感や重量感、バランスまでも
感じ取る事が出来ます。
本当に良い物は人間の本能的五感さえも刺激してくれます
その2、・・・・・指ではじいてグラスの音を確かめる!
ガラスは鉛の含有率によって音の特徴がまったく違います
鉛の多く含まれたクリスタルガラスは指で弾くと
”音さ”(音楽教室によくあるU字型の音響道具 )のような金属音がします。
逆に、鉛の入っていないソーダガラスなどは、乾いた音がします。
その3、・・・・・ライトにかざして光沢を確かめる!
眼鏡の汚れなどをふき取ったあと、ライトにかざしてレンズに汚れが残っていないか確かめる時のように、グラスもライトにかざしてカット面の光沢を確かめます。
良質の物は光を吸い込むような黒い光沢をもってます
それに対して、薬品処理された物は表面がただれていたり、白っぽかったりします
無論、カット面が半透明な物は論外です!
――― 予談――――
ガラスに指紋や油汚れなどが付いていると光沢を確かめる事は出来ません。
バーテンダーさんのように 常日ごろからきれいな布でグラスを
からぶきする習慣を付けておきましょう
●毎日朝から晩までガラスを扱ってきた、この私でさえ自分の目利きに
自信が持てるようになったのは修行し始めてからまる二年が過ぎてからでした。
あくまでもプロとしての話ですので当然の事かとも思いますが
やはり普段の生活の中からでも、少ずつ専門的視点を取り入れながら
ガラスと付き合って行く事が何よりもの近道だと思います。
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